心は心臓が止まりそうになった。どうやら目の前にいる昭幸に一目惚れしたようだ。決してカッコイイ訳ではないし、どこにでもいそうなちょっと不良ぶった、あどけなさが残る少年だ。
「こんちは」
そう言いながら昭幸は心を見た。昭幸は照れたように頬をかいていた。それを見た心までなんだか照れてしまい…
『こんにちは』
と、返したが内心は少し焦っていた。
｛この人いいかも！今の時代にこんな表現も古いけど、胸を撃ち抜かれた♪♪みたいな…。ドキッっていったよ〜！つぅか、この昔みたいな表現をどうにか出来ないわけ〜。作者の力不足だ…。でも、これって一目惚れ？｝
「じゃあ、ボーリング場行こうか」
と、翔がおもむろに口を開いた。
『あっ、うん！！』
｛ヤバいなぁ…。今、一瞬だけど翔のこと忘れてた。｝
そして、ボーリングはガーターありで２ゲーム行うことになった。５人と少し大人数だが、みんなでやることになった。そして、ここで思わぬ才能を発揮した人がひとりいた…。
「部長、すげぇ…」
翔が言った。他の３人は口が半開きで画面に映るスコア表を見ていた。部長とは蒼のことだ。ストライク・スペアなどを決めてトップへ独走状態。そして、トップを諦めた４人は［ビリ決定戦］を行うことにした。果たしてその結果は？！そして、心の心情にも展開が…？？
続く…
[354] 
[0] 
[0]
