ねぇ…大好きなのに。

春樹  2009-05-20投稿
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「亜弥?」

春樹の声。

「なに?」

嬉しくても、私はいつも普通に振る舞う。

「明日の朝、6時に俺の事起こして」

春樹はそう言って少し笑っていた。

「は?ヤダ」

素直じゃない私は、自分の気持ちとは反対の回答をする。

「じゃぁ、起こしてね。起きれなかったらお前の事一生恨むから」

春樹の無理矢理じゃない、強引さが好きだった。

「じゃぁ、亜弥が起きれたらね」

私は始めから、チャント起きるつもりだった。

「解った。じゃぁね」

春樹はそう言って、電話を切った。

明日は、朝から春樹の声が聞ける。

春樹から、連絡をくれた。

その時の私は、幸せな気持ちで心がいっぱいだった。

その日の夜は、なかなか寝付けなかった。

次の朝、私は予定通りの時間に起きて春樹に電話した。

私の電話に、すぐに春樹がでた。

「はい」

春樹の声は、完全に起きたばっかりの声だった。

「電話したからね」

私はそう言って、電話を切った。

私はその日は一日中、春樹の寝起きの声を思い出して、幸せを感じていた。

その頃の私の仕事は、9時から5時までだった。

その日も私は夕方の5時に、仕事を終えると家に帰り、お風呂に入り、ご飯を食べて自分の部屋で春樹の事を考えていた。

私が春樹の事を考えていると、私の携帯電話に、春樹からの着信が入った。

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