アラタ『いずみっ!』
アラタは私に駆け寄り抱きしめた。
いずみ『ちょっと、どーしたの?』
恥ずかしいな、みられてるのに…。
シン『アラタ、いずみちゃんなら大丈夫だよ。
後はお二人でごゆっくり〜。じゃあな!』
江口『アラタ、俺も帰るわ。
明日、正午にお迎えに上がります。
いずみちゃん色々ごめんね、お疲れちゃん!』
アラタ『シンさんありがとう!
えぐっちゃんまた明日宜しくね。』
二人はさっさと帰って行った。
いずみ『ご飯の支度するね。』
アラタ『その前に、こっちおいで。』
いずみ『何?』
アラタが呼ぶと嫌な予感…。
アラタ『なんでそんな警戒すんの。
失礼だな。マジショック…。』
いずみ『ごめん。襲われる気がして…。』
アラタ『マジ誤解。話したいだけ…だよ。
シンさんと何話したの?』
いずみ『アラタの事。』
アラタ『どんな事?』
なんで質問攻めなのー!
いずみ『沢渡えりかさんとの事。』
がっかりした顔のアラタ。
アラタ『おっさんおしゃべりだから困る。』
いずみ『シンさんから聞いた時は嫉妬で壊れそうだったけどもういいよ〜。
過去の事をせめてもしょーがないでしょ?』
アラタ『ホントにそう思う?
無理してない?』
私は思い切って聞いてみた。
いずみ『一つだけ聞きたい事はある。
なんで別れたの?』
アラタは言いたくなさそうに口を開いた。
アラタ『信頼出来なくなったからだよ。えりかの行動がね。』
ふぅーん、詳しい事は言いたくないみたいね。
いずみ『そう…。』
これ以上追求するのはやめよう。
今が幸せだから。
アラタ『えりかには二度といずみに近づかないように約束させたから。
過去の事にまで首突っ込ませてごめんな。』
いずみ『うん…。』
そして、アラタは引っ越そうと言った。
続く…。