…まぁだいたいさ、こういうのってうまくいかないんだよね。
なんとなく、そんなオイシイことなんかないよなって訳で創君とは別のチームだった。
うん。分かってた…
「ダメージ大きいじゃないですか。」
できれば慰めていただきたいのですが…
創君がキャプテンのチームは創君筆頭に盛り上がっていた。
八つ当たりだけど無性に腹立つ。
でもそれは好きだからってことで許して欲しいよね。
「なんて身勝手な…」
1日中隣にいたせいかユウヒのことにも慣れた。自分の部屋ならちょっと喋っててもいいので
「ユウヒってご飯とかどうするの?」
よく考えると創君どうこうよりこっちの方が面白い状況だ。
「そうですねーお花とかが主食なんです。だからたまに紫音さんから離れて食べに行きます。」
意外なファンタジー要素…!!可愛いところもあるんだ。
やっぱり、ファンタジーってわくわくしちゃうよね。
「…なんか照れます。そこらへんの雑草食べているだけなんですけどね。
そういえば、創君のこと、どうして好きなんですか?なんかしっかり聞いたことないんですけど…」
―理由…
「…それこそ上手く説明できないんだけどさ…」
少し過去をさかのぼる。