若草の香りが胸を満たした。 鳥のさえずりと、包み込むような太陽の日差し。 満たされた気がした。 ゆっくりと目を開けたアルファリアは、次の瞬間、愕然とした。 どこまでも広がる平原。 カルディアにはこんな景色は無い。 血の匂いで、フォルネウスが表の人格を支配した瞬間からの記憶はアルファリアには無いのだ。
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