亜樹は、どうやって外出許可をもらおうか考えた…
丁度タイミングよく、入院費の高額医療の手続きと母子の手続きをしないといけなかったので主治医に話してみたら、熱が下がればいいと言われたので、大人しくしていた…
でも、亜樹はまだ車椅子なしで歩いた事がなかったし、歩いて倒れたらどうしようとか考えたりの毎日だった…
一也が病室に来たから亜樹は聞いてみた
「ねぇ、外出して区役所行くんだけど亜樹歩けないよね…どうしたらいいかな…」
「俺が居るし大丈夫だよ、倒れたらお姫様抱っこしてあげるよ」
「一也、マジで恥ずかしくない?」
「冗談だよ、横で支えてあげるから心配しなくていいよ。」
「そうだよね…」
「熱下がらないと、外出出来ないし、お風呂入れないよ(笑)」
「一也もやっぱりHしたいんだ(笑)」
「俺がしたいなんて言ったら、亜樹はすぐにでもしようって言うの分かってたし、病人だし…病室だし」
「スリルがあっていいかもよ(笑)」
「とにかく、熱下がらないとやっぱりダメだよ」
亜樹は、う〜っとすねてみた…
「エロ子供病人」
「ちょっと〜何それ!!確かに当たってるから言い返せないけどね」
「亜樹って、重病人なのに性欲だけは健在だね」
「一也〜、それは褒めてる?それとも…」
「元気になってきてるって事だよ。入院してすぐの時とか手術後は、別人だったから」
「早く退院したい…」
「そうだね…」