キャロルの秘密 25

キャロルの秘密  2009-05-25投稿
閲覧数[922] 良い投票[0] 悪い投票[0]


「さあ、やるぞ」古賀はもう、仕事の顔に戻っていた。
「もっと、忙しくなるぞ」きっぱりと言った。

それは、誰が予想しなくとも目に見えていた。

「今日で、アルバムの曲もラストだ。シングルは序章にすぎないからな」

野沢も古賀の元、よくこの三ヶ月間、着いてきた。
アルバムのレコーディングは、今日を持って最終日だ。
後はトラックダウンなどの作業である。この作業にも古賀のこだわりは凄いものがある。
それらは、自分の今までの経験が生きていると古賀自信もつくづく感じていた。

ミリオンの古賀などと世間は言うが、古賀は「記録よりも記憶に残ることの方が大事なんだ」と自分に常に言い聞かせて、これまでやってきた。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 キャロルの秘密 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ