俺は顔を赤らめながら席に座った。
座ってからもこっちをみているやつがいる。
「いつまでみてんだよ!」
そういってそいつを睨むとすぐそいつは目をそらした。
まだ先生の話が始まった。
今度は配りものらしく教台の上でプリントをかき回していた すると急に
「スマン!たいじなプリント忘れた!」
そういって走って教室をでていった。
そうするとまた調子に乗ったやつが席をたち始める。
野下と川口だ。
そいつらはよりによって河合をいじめ始めた。
「ちょっとあいつかわいくね」とかいって河合の肩に手を置いた。
「やめてよ!」
あきらかに河合の目が嫌がっている。
俺は反射的に席を立った。
野下の肩に手をやった。
「やめてやれ」
「おまえには関けぇねぇだろ!」俺の肩を振りほどいて壁に俺を突き倒した。
「ガンッ!」
頭に激痛が走った。
思いっきり頭を打ったらしいく目の前がくらんだ。