「…ん…さん…倉木さん」誰かが私を呼んでる?
そっと瞳を開けた
先生?
バッと跳ね起きた
「はっ…はい!!」
「授業中寝るんじゃありません。」
「はっ…はい。すいませんでした。」
私は、ゆっくり座った
すると…
「茜、授業中何寝てんだよ!」
小声で言ってきたのは
幼なじみの慧だ
「仕方ないでしょ!眠かったんだから!あんただって授業中寝るくせに!」
幼なじみなだけに
仲が悪ぃ
でもこんな風に話合えるだけでうれしい。
私は慧に恋をしてる。いじわるな慧に恋をしている。授業が終わり私のところへ雪香と萌が来た。
雪香と萌は小学校の時からの友達で大親友だ。
そんな2人も私の恋をしらない。
昼食の時、恋愛系の話題になった。
「雪香は彼氏君とどうなの?」
雪香は3ヶ月前から彼氏持ちだ。
「最近ぜんぜん会ってないよ〜。忙しいんだって。」不満ばかり言う雪香と違って萌は
「そんな男ふっちゃいなよ!」
萌はモテる。でも男に興味ないらしく、今まで何十回とコクられてもすべて、その場でふっている。萌は言うに
「好きでもない人にコクられたって仕方がない。自分の好きな人は自分でしっかり決めるの」
といっている。私からみればとってもうらやましいことなんだけど…