「美來!!昨日はどうしたの?」
「ちょっと…。」
会話が続かない。
「っあ!今日塾行くよね!美來」
「…うん。」
行きたくなかった。けど先生への気持ちをハッキリさせたかった!
「あのさ…もしだよ…。」
「どうした?美來らしくないよ!」
「…もし先生を好きになったら未希だったらどうする?」
「うーん…コクる!」
あまりに普通の答えだったからビックリした!
「…もしかしてタッキー!?」
私はうなずいた。
「でもまだ分かんないよ!これが本物かは…。」
その時何か嫌な感じがした。もしあの時私が何も言わなかったら…。
塾に着くと未希が待ってた
「遅くなってごめん。」
「大丈夫です!」
親指を立てて笑った未希。
その時タッキーが来た…。
私たちはいつも来るのが早いたまに先生より早く来ることがある。
「早いな。二人は」
「先生に早く会いたいからだよ!」
先生は真面目な顔で
「俺もだよ美來…。」
私はその場に座り込んで泣いた。
嬉しかった!!その時気づいた2つの事に。
先生の事が好きなこと
…それと未希が先生の事が好きなことを。