制服時代??

なぉ  2009-05-27投稿
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夏休みといっても私は水泳で大事な大会があり、桜も出発準備、理沙もダンスのレッスンと…何かと忙しい毎日を過ごしていた。

でも週に一度は三人で過ごす時間を大切にしていた。

そして桜が出発する前日も私達は集まっていた。
今日は、あの樹の下で集合

「本当はやいよね…」

「なんだかまだ信じられないよ」

私と理沙は改めて寂しさを感じ始めていた。

「桜にとっては、やっとだよ」

そう笑う桜は、覚悟を決めているのが伺えがえた。
桜の夢はプロのフルート演奏家。
今回の留学は、夢への大一歩だ。

「でも桜がバイリンガルだとは知らなかった」

理沙が意外そうに言う。
桜は、幼稚園まではミラノに住んでいた。
大人しくて引っ込み思案というのは、日本語に慣れるまでがわからなかったからと言う。
だから意外と大胆というのも理解ができる。
むしろ本来の桜はそっちなのだから。

「え?理沙ちゃんには話してなかった?」

天然なんだか憎めない性格も天真爛漫で桜らしい。

「千夏は知ってたの?ずるい〜」

理沙が茶目っ気たっぷりに私を押す。

「私も最近だよね?」

「だっけ?」

とぼける桜に苦笑い。

「で、樋口君…明日は?」



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