制服時代??

なぉ  2009-05-27投稿
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夏の日差しは、樹がパラソルがわり。
小高いここは、風の通りもよくて気持ちいい。

年頃三人集まれば恋ばな。
桜と樋口君はお互いの親に合わせたらしく公認の仲。

「でも…付き合っては、ないよ!!」

「えっ!?」

私と理沙は思わず驚く。
桜は、割りとさらっと

「言われてもないし、私も言わない、しばれない」

と、最後だけは切なく聞こえた。

「いいの?」

私はまたいらぬおせっかいで心配してしまう。

「お互いの気持ちが続くなら形は、あとからついてくるわ」

理沙は優しく桜に微笑んで私の肩を小突いた。

確かに理沙は正しい。
桜の気持ちもよくわかる。
でもうまく言葉にできない私がはがゆい。

「桜が好きな人が、桜を大切に思ってくれる…それだけでいいじゃん」

やっと言えたのは、そんな月並みな言葉。
だけどこれは本当に本心。

今の私達には約束や責任なんてことはできない。
まだまだ子どもだから。

でも同じ制服時代に出逢たのは奇跡。
お互いの心に寄り添い合うだけで…もっと頑張れる。
先のことは…わからないけどこれからは、自分たちで作っていくものと信じている。

「ありがとう」

桜の笑顔が可愛かった。

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