keep your smile 10

ピーチピンク  2009-05-28投稿
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次の日の朝、早速二人分のお弁当を用意していると、妹の華がキッチンにきて不思議そうに尋ねた。

「それ誰のお弁当?」

美優は返答に困ったが、正直に答えた。

「クラスの好きな男の子 のお弁当だよ」

「えっ、どんな人なの〜?彼氏って人?」

「彼氏じゃないけど、カッコイイ人だよ」

「片思いってヤツ?彼氏になるといいね!」

妹がさらにツッコンで聞いてきた。

「そうだね」

美優ははにかみながら答えていた。

妹に指摘され、改めて彼の事が好きなんだ…、と再認識させられた気がした。と同時に『彼氏』という言葉に新鮮な響きを感じた。本当にそうなったらいいな…、いや、そうなりたい…と具体的に願望を抱きながら、登校中のバスの中で考えていた。





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