言い出せなかった。とても言うことなど出来なかった。「好き」の一言が。 それは、胸につかえたシコリのように。 だけど、ある時、気がついたんだ。このシコリのようなコンプレックスさえ味方にしてしまえば、自分らしくなれる気がした。そして、まず自分を好きになってみようと決めた。 ある時、言えた「好き」の一言が。
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