迷想

コトミ  2009-05-31投稿
閲覧数[137] 良い投票[0] 悪い投票[0]

開かれたドアから入ってくる男性。

身長170cmぐらいの、昭和風の髪型に、時代遅れの服装。
年齢は五十代ぐらいといった感じだ。

「このクラスを受け持つ事になった、林田宏だ。」

そう言い終わり、林田先生は自分の名前を黒板に書き始める。

字、読めな…。

黒板に書き出された文字をマジマジと見ながらそう思う。

昔ながらの崩し字。
ほぼ解読不可能だった。

「出席取るぞ。」
林田先生は、自分の手元にある出席簿を開く。

「安藤真。」

座っている順番に名前が呼ばれる。
知っている名前や知らない名前。

聞き覚えのある声や初めて聞く声。
私は一生懸命、知らない人の名前を覚えようとしていた。

「池内舞衣。」
「はい。」

私の名前が呼ばれる。

その後は私を含み、約十人の女子の名前が呼ばれる。

「これから、入学式の説明をするぞ。」

そう言って、林田先生は長ったらしい説明をし始める。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 コトミ 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ