記憶3

あみ  2009-05-31投稿
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「あんなにたくさん
笑いあったじゃない…!」

「あんなにたくさん
喧嘩だってしたじゃない!」


彼女の声は段々と
荒だって嘆きに変わっていた


「どうして?
どうして私達…」

「俺たちは…愛し合って
いたのか?」


「…愛していたの
怖いぐらいに」


彼女のその目の奥に
光った恐ろしさにも
勝るものに

ゾッと背中に
走るものがあった


「ねぇ、愛してると言って」



段々と彼女に恐ろしさを
抱くようになった




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