LOVE SONG?

SAYAKA  2006-07-16投稿
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──恋とは、とても残酷である。

何かの本に書いてあったような気がする。

私がこの本当の意味を知るのは、まだ先の事になるだろう。


宮石くんとは、廊下ですれ違うだけの関係。
たまに挨拶を交わすぐらいで、特に話した事はない。

…でも、彼が話してくれた。

「これって真田さんのだよね?」

私の落とした物を届けてくれた。

「あ…うん。」

「良かった〜!違う人だったらどーしよーかと思った。笑」

「…あ、ありがとう。。。」

「どーいたしまして」


………笑った。

私は無愛想な返事しか出来なかったけど、
とても嬉しかったのを覚えている。

あの時は青春だった。
甘い片想いを満喫していたのだろう。



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