アブリル・ラビーンが好き。
女の子だもん。
元気でありたい。
昔のアブリルはかっこつけてたけど、
力が抜けたアブリルも好き。
私もあんなふうになりたい。
私は大学二年のバスケットボールで指定校推薦で受かったスポーツウーマンだ。
私はそんな私が好きだ。
練習は大変だけど、毎日成長できる自分がうれしい。
スポーツウーマンってなんか変でしょ?
でも気に言ってる。
だって向井君が私にくれた言葉だから。
私は恋というものに無頓着だった。
バスケをしていきたいから、はっきり言って、邪魔だった。
でも向井君と出会って変わったの。
すべてがキラキラしている。
私はお昼休みに仲良しの真奈美と食事をしていた。
「ねー、明子、男いないの?」
ちなみに私の名前は明子
「えっ、私?いないよ。今はバスケが恋人だから。」
「今はねー、あなた様はいつからいつまでバスケさんと付き合うつもりですか?」
「一生よ。」
「一生ね、明子、かわいいんだから、もったいないよ。」
「いいのよ、私はバスケ命だからさ。」
このように、私は真奈美とはちがいオンリーバスケだった。
真奈美は一年の時から付き合ってる彼氏がいる。
しかし、あの瞬間変わったの。
「よっ、真奈美」
「あっ俊君」
「誰?」
「あっ、こちら恋人がバスケの明子。」
「ちょっと真奈美。」
「大丈夫よ、こちら恋人がヒキガエルの俊君。徹のサークルの先輩。」
徹君は真奈美の彼氏。
ってことは俊さんは年上かー。
「どうも、明子ちゃんはスポーツウーマンなんだね。」
「今の時代にそんな言葉使いますか?まーいいや、スポーツウーマン、挨拶なさい。」
「あっどうも。俊さんは何年生なんですか?」
「俊さん!?俊君、俊さんですってよ。」
こうして私の恋は始まった。