…一歩…
人には様々な生き方がある…
夢見るひと、夢が無い人、夢を叶えた人、夢をあきらめた人……
この中で一番叶えるられないのは…
夢を諦めた人……
理由は様々。
だが、諦めないで欲しい…
0になるまで努力したのか…?もう一度自分自身に聞いて欲しい…
私?私は夢に今向かってる…
試験…
もう少し勉強しておくべきと、少し後悔した…
なんせ私の一生問題にかかってくるからだ…
こんな紙切れ一枚に人生かける…
だが、私にとって少しの可能性は希望でもある…
試験の結果が送られてきた……すぐに封筒を開けた…………
合格…
その文字がこんなに嬉しいなんて…
それからすぐに、行く病院も決まり…
寮へ引越しの日…
レンタカーを借り荷物を乗せ父、母と一緒に病院の寮へ荷物を運んだ…
「何かあったら連絡するんだよ」そう言うと母はテレホンカードを渡した…
「体に気をつけて…」
父はそう言い車に乗った…
「ありがとう……、じゃあね!」
私の言葉は父に届いたか…?
パパっ子だった私、小さい頃はパパのスーツを抱きながら寝た時もあった。
日曜日はパパと野球の練習…厳しくて泣く事もよくあった……
私が男の子だったらと父は思っただろう…。私も男の子だったらと考えた事もあった…
だが、私は女としてこの道を選んだ…私の道…父はどんな気持ちなんだろう…
夜……涙が止まらなかった…
淋しいのか?
それは親に初めての心からの感謝の気持ちだったのかもしれない…
初出勤の日…
寮から歩いて5分救急指定の病院。同室の子と一緒に出勤した…
(今日からここで働くのか…不安…)
「おはようございます」ナースセンターの隅で立って、来る人、一人一人に挨拶をしていた…
先輩方も次々と入ってくる…
全てが初めての事ばかりで不安を感じながら、ただ前を見るしかなかった……。
学ぶより慣れろ…
私の適性検査の結果だ…社会に出て…役立つ事は大体教科書には書いて無い…。
自分でその環境に慣れ、学ぶしかない…
そこには厳しい現実が待っていた…