(-.-)y- ?

森田  2006-07-16投稿
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貴博『俺二年の野中貴博、君は?』


女子生徒『…い、一年の石倉望(いしくらのぞみ)…です』


いい声だ。
エコーをかけたい。

望『え…と、あのう…』


貴博『ん?何?ヒゲの剃り残しでもある?』

望『はは…面白い人ですね…』

明らかに俺を警戒した堅い表情。


望『それじゃあ私はこれで…』


そう言うと彼女は早足で屋上の出口に歩いていった。

貴博『あ!ちょっと待って』

俺は彼女の横に並んだ。

望『なんですか?』

明らかに不機嫌な声で言った。


貴博『なんであんな悪っぽい奴等に絡まれてたの?』

望『別に…大したことじゃありません』

とりあえず話したくない訳ね…。

貴博『つれないなぁ』
望『野中さん』

足を止め、俺の目を見て言ってきた。

望『さようなら』

彼女はまた歩きだした。それは明らかに拒絶の言葉だった。

貴博『ん〜…、難しいねぇ…』

俺はそこまで嫌われることをしたのだろうか?

貴博『まぁいいや、俺も帰るか』




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