200X年━15歳━秋。 「ねぇ、体育さぼらない?」前の席の小西さんが小声で言った。 模範生で通っていた私とは対照的な彼女。大人びた仕草に校則違反のブリーチした髪にピアス。話したこともない彼女からの誘いを断らなかった。 「保健室行こぉ〜♪」小西さんは慣れたように私に言った。(なぜ私を誘ったんだろう?)そんな疑問を持ちながらも保健室に向かった。無言が続く中… 「ねぇ、テレクラって知ってる?」少しけだるそうに彼女が呟いた。 「えッ?!」「テレクラ?」私は聞き返した。
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