「ありがとう」
たったそれだけがどうしても最後までいえなかった。
暖かい春の日にあなたと私は突然さよならしなければいけなくなった。
怒っていますか?
私が最後まで自分勝手だったことを。
私が最後まで弱虫だったことを。
でも、あなたならきっとすべてを受け止めて許してくれたと信じています。
あなたはやさしい人だから。こんな私をずっとずっと支えてくれた人だから。
「ありがとう」
今、やっとの思いで口にしてみる。涙が一粒、ポロリとこぼれた。
あなたに伝わりましたか?
天国の私からのメッセージが…。