いつかまた〜4〜

友愛数  2009-06-08投稿
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「君、何科?」

話かけた彼女がちさだった。

「え?…あ、造形科の矢内千沙です」

とっさに立ち上がってこっちを見たちさの、ミルクティー色の髪がふわっと舞った。

「もし良かったら、僕らと一緒に……」


そう言いながら、僕はちさから目が離せないでいた。
柔らかそうな髪、美人ではないが、子供のようなあどけない無垢な表情、それでいて意思のある目。


もしかしたら、一目惚れだったのかもしれない。

「ありがとう。私で良かったら」

「ホント?よろしく!」

僕は恋歌に向かって、腕で大きく○を作って見せた。

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