アタシと、連くんが出会っ
たのは、二年前。アタシが
小五で、連くんが中一だった。
夏の暑い日に、連くんと出会った。
アタシは、草原の上に寝転んで
空をみていた。
蒼く 蒼く すみわたった
ような空。その景色が
きれいで目が放せなかった
アタシは、その空を何時間
も見ていた。目を閉じた。
真っ暗な景色なはずなのに
明かりが差し込んでいた。
ピトッ。何か冷たい物が
アタシのほほにあたった。
目を開けると、見知らぬ男の子が
缶ジュースを突き出してた
それが、連くんとの出会いだった。