なみだ4

ルミ  2009-06-09投稿
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「あげる」

連くんが缶ジュースを突き出してきた。

「ありがとう。」

アタシは、缶ジュースを開け、一口飲んだ。

ほてった体の中に冷たいジュースが

入ってきた。

「ねぇ、」

「なに?」

連くんが聞いてきた。

「名前なんて言うの?」

「葉月 麻衣」

「ふーん。麻衣チャンって言うんだ。」

「麻衣でいいよ。お兄さん」
麻衣は、ニヤけながらいった。

「オレの名前は、連だ。」

「連くん?」

「そうだ」

そっから、アタシと連くんは、仲良しに

なっていった。でも、あんな事になるなんて、

この時は、まだわかんなかった。

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