このノートにはキリトリ線があるからどんな文書いても、後でちぎれば怖くない。
好きになられた。多分そう、なんかそういう雰囲気。
間隔とかもそういう感じ。他の人よりも近いその間隔をたまに意識してしまうと、なんか突き放してしまいたくなるような、でもちょっと嬉しいような気持ちになる。
僕の好きな曲と言われてＣＤを渡された時は、聞くまですごく照れくさくて、なんかちょっと馬鹿にした気分で聞いていた。
そういう急に距離を縮めようとする人が怖かったりもした。でも結局は、嬉しかったんだと思う。
次に会った時に私の好きな映画のＤＶＤを渡してみた。私が好きなものをあの人も好きになるだろうか。
気に入ってくれたとしても、私よりは好きにはならないだろうから、話をしてもきっとちょっとした温度差がうまれるだろう。それを考えると人に自分の好きな本やＣＤを貸すのが嫌になる。
さっきこの前教えてくれたメールアドレスにメールをしてみた。きっと喜んですぐ返事がくるだろうと思ったら、返ってこない。なんだか自分が可哀想になる。ちょっと好かれてるからってメールしてみたりして様子みて。
なんだか全部見透かされているみたいだ。
あの人はキスが下手そう。そう思って嫌いになろうとしてみたりする。
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