メタル・ファイト 01

HARU  2009-06-10投稿
閲覧数[347] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「じゃあ、ここは頼んだぞ。」
「はい。わかりました〜。」

ギィ、バタン。
「っしゃあ!!予定どうり。ちょろいもんね。」
            彼女はサラ。この日はここ、賭け闘技場に盗みに入ったいわゆるドロボウだ。

ちなみにここはただの賭け闘技場ではない。メタリックバトル、つまりアンドロイド(ドール)専用闘技場だ。

サラはここにバイトとしてもぐりこんだ。

「ドールの受付かぁ。ん〜どうせなら金庫の警備とかの仕事がよかったな。そしたら盗みももっと順調なのに・・・。」

「バイトを金庫に近付けるかよ。バカじゃね〜!?」

ビクッ
振り向くと部屋の隅に15、6才くらいの男がいる。

「・・・あんた、いつからいたの?」

「最初からいたっつーの。老化現象始まっちゃったんじゃねーの。」

「あ、あのねぇ、私はまだ18よ。あんたこそ、子供がこんなとこ入って来ていいと思ってんの!?」

「なっ、ガキじゃねぇ!!つか俺はバトルの受付に来たんだよ!」

「はあ!?これはドールのバトルで人間がでるもんじゃないの。」

「知るかよ。俺だって人間だってゆってんのにここに連れてこられたんだから。」

・・・何言ってんのこいつ。でも、こいつがもしドールならアレがあるはずだけど・・・。

「ちょっとこっちに来て。」
グイッ
サラは男を引っ張って首の後ろをみた。
あった!!

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 HARU 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ