いつかまた〜13〜

友愛数  2009-06-11投稿
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エンジンをとめ、ちさと自分を固定していたタオルを外し、バイクを停め…

響はちさを背中におぶさるよう促した。

ちさをおぶって階段を昇ってきた響に僕らは駆け寄った。

「響、どうしたの?ちさ、大丈夫?」

「脱水症状になってから、病院連れてって…点滴してもらった…」

「えぇっ?ちさ?」

ちさは、

「大丈夫…点滴打ってもらったら、だいぶ楽になったから…。心配かけてごめんね…」

弱々しく微笑んだ。


響は部屋に入り、ちさをベッドにそっと寝かせた。布団をかけ直し、

「じゃあ俺、バイトあるから行くわ」

玄関を出ようとする響を、ちさは

「響…」

呼び止めた。

振り返った響に

「ありがとう…」

と言った。

響は、小さくうなずいた。

「さ、後は任せて!また明日ね」

「おぅ、じゃあな」

そうして響は帰っていった。



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