鳴り止まないアラーム音に、僕はようやく重い頭をもちあげた。 窓の外では、曇りがかった空の上に、顔を出したばかりの朝日がちらついている。 1999年6月30日。 世間では例の大予言者の話題で持ち切りの時期。 どうやら大人達には、よっぽど刺激が足りないら しい。 そんな事を考えながら、僕はいつもと同じように通学準備を始めた。 ただただ続く日常の中で、今日も僕の長い一日が始まった。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用