いつかまた〜18〜

友愛数  2009-06-12投稿
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8時を回った頃だろうか。ちさが目を覚ました。

「……トーマ…?」


「起きた?」


「うん…。どうしたの?恋歌ちゃん達と帰ったんじゃ…」

「忘れ物してさ。戻ったらお前、鍵かけずに寝ちゃってるから…。起きるまでは居ようと思ってさ。あ、これ読ませてもらってる」

本棚にあったエッセイ。
【大切な人。伝えたい言葉】

ちさらしい。


「バイトは?休んだの?」
「いや、遅れて行くって連絡したよ。おじさんも今日は大丈夫だって」

バーをやっている叔父さんの所に、俺は週末4日くらいの割合で手伝いに行っている。


「どう?体調」

「うん、汗かいたみたい。ごめんね、行かなきゃならないのに…」

「大丈夫だよ。じゃ、俺行くから、着替えて飯食ったら、寝てろよ。あと、鍵、ちゃんとかけろよ」


「うん…トーマ、ありがとう」

ぽんぽん、と、ちさの頭に触れてから、俺はまたちさの家をあとにした。


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