School Life 〜中学の告白〜30

詩音  2009-06-12投稿
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そして閉園時間10分前。

鈴たちはもう遊園地を出ていたのだが、解散はしていなかった。

柚希がいじられまくっていたからだ。

(早く帰りたいのに。)

と思う鈴は恵里子と咲希と話していた。

「あのさぁ…あたしそろそろ帰りたいんだけど。」

本音を言う鈴。

「じゃあとりあえず駅まで行っちゃいましょうか!」

咲希は何か思い付いたかのように言う。

駅まで行くと、

「鈴どっち方面?」

恵里子が咲希に言わされている。

鈴は女子とは全員反対方面だった。

「あ、電車。」

竜が言って乗り込むと、続々と乗っていく。

「じゃーねー。また明日!」

鈴と咲希は明るく挨拶を交わした。

「…あのー。」

声の主は柚希。

「坂本君!?電車は!?」

いつも呑気な鈴が珍しく動揺する。

「俺こっち方面。」

朝来た時は同じ電車じゃなかったので気付かなかったのだが、同じ方面だったらしい。

「そうなんだ。最寄りは?」

「○○駅だよ。」

鈴の最寄りから電車で30分くらいだろう。

「じゃああたしの方が近いね。」

ここからなら鈴の最寄りの方が近い。


そして鈴たちの方面の電車が来た。

夜遅いため、電車はガラガラだ。

「あそこ座ろうか。」

柚希が指さした席に向かい、座った。

ちなみに、鈴の最寄りまで10分くらい。あと3駅だ。



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