Love heart?

nyky  2006-07-17投稿
閲覧数[257] 良い投票[0] 悪い投票[0]

?人は直接話す機会があまり無いままだった。
中学校以来、?度も同じクラスにもなれないままだった。
会えるのはバスか廊下か集会の時だけ…。
和美は諦めようと何度も思った。
それでも諦めきれない理由はたくさんあった。
その中でも一番大きいのが、いつも必ず浩介からメールが来ること。
もちろん和美からもするのだが、比較的浩介から来ることの方が多かった。


今日は休日、和美は明日あるテストの為に午前から必死に勉強していた。
ピロロロ♪
突然、和美の携帯が鳴った。
《受信メール1件》
メールを見ると、浩介からだった。
『なんだろ…。』
和美は顔が自然とほてっていた。
それと同時に、また今日も浩介からメールが来たことがとても嬉しかった。
でも、期待は出来ない。
浩介のメールはいつもそっけない。
いつも文は少ないし、内容もテスト範囲だとかいう、学校のことでわからないのを聞くばかり。
浩介自体が口下手なのでそのせいかもしれないが…。
〈でも、話題が無いから無理矢理話題作ってとにかく和美とメールしたいんだよ☆★絶対山岡くん和美のコト好きだよ〜〉
友達はそういうが、和美は信じることが出来ないでいた。
和美はとにかくメールを読んでみた。
《古典と数学のテスト範囲教えて!》
『えっ…、それだけ!?』
それでも嬉しかった。
和美はとにかく長くメールが続くように話題をたくさん持ち出した。


《じゃ、そろそろ勉強するから。じゃぁね。》
また切られた。
中学校の時はいつも和美からバィバィしていた。
なのに最近は、ちっとも長く続かない。
(忙しいからかな…。それとも、嫌いになったのかな…。)
幸せの時間は過ぎ、和美はまたテスト勉強という現実に戻された。
それでも和美と浩介がいつかは告白しよう、そう決意するのはもっともっと後のこと…。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 nyky 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ