メタル・ファイト 03

HARU  2009-06-13投稿
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「さーて、次の試合はNO.56小さいボディに高戦闘武器を持った子型ドール、ティシー!!!」

「対する相手は昨日入荷されたばかりの未知能力ドールNO.81、ニキ!!!」

わぁぁぁぁぁ 
殺っちまえぇぇぇ うぉぉ

ヒステリックな観客の歓声が気持ち悪い・・・。ニキは思った。

会場にこもった人間の臭いと熱気に吐きそうになる。

それにしても、あんな小さな女の子まだ出場するのか。いや、アンドロイドか。

・・・逃げないと。それには早く誤解解かねーとな。

にしても、なんでこんなことに・・・。ニキは深いため息をついた。

「では、レディー、ゴー!!」

「やべっ。」
ガァァン
ティシーが先制攻撃してきた。

この闘技場ではランダムで試合ごとに武器が代わる。

今回は大型ナイフだ。ティシーとニキが切り結ぶ。

「ちょっ、誤解だ。俺は人間でドールじゃない。」

「理解不能。あなたから生体反応は感じられません。」

「はぁ!?」

―ダダッ。会場のアンドロイド用入り口にニキが到着した時、さっき受付したアンドロイドが闘っていた。

ニキっていったっけ。小さい子型ドールと闘っている。

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