ここはそう遠くない未来、闇だけが支配する未来...しかし、彼女はそこにいた。彼女は歩く、誰かに呼ばれている様な気がするからそして見付けてしまった、お金と権力だけにとらわれた大人達が作った世界に..... 「なぁ、優知ってるか?」 ん?と僕は振り向いた。五年二組の真だった、真とは悪友でこの間も学校の窓ガラスをわって先公に追い掛けられたっけ、少しクスクスと笑っていると「お前、頭大丈夫?」と真が言った、「ああ、たぶんね。」と返答すると隣の女子の飯田光が割り込んできて「で、真どうしたの?」聞いた。僕は腹が立ったので、「お前にゃ関係ないね。」と言うと目の前が真っ暗になった光の右ストレートが見事にきまったのだ。「いってぇ!何すんだよ!」と怒鳴ると「私に関係ないかなくないかは優が判断することじゃないね。」と鼻をならした。僕はほっぺたを手でこすりながら立ち上がると真が「あー、そろそろいいかな?」と聞くと「いいよ〜、満足したから。」人の顔殴ればさぞ満足するだろうなと僕は思ったけど顔が異常に痛いので保険室に行こうとすたすた歩いていると「どこ行くの?」光だ「アナタの拳のせいで顔が痛くてね」と皮肉を言うと「そりゃ、おめでとう」と笑顔で言った さすがにあれだけ笑顔を見せられると何も言い返せず、教室をあとにした。保険室は一階なので階段を降りようとしたそのとき、ドカドカドカ!!階段からころげおちた。「本当に今日の僕ついてねぇ」 と愚痴をたれながら腰とほっぺたを押さえがら保険室にむかった。保険室につくと「げぇ」と思わず声をあげた、田島先生だ、田島先生は天然でこのまえは傷口にどばっと消毒液をぬられ、大変な事になった。「どうしたのぉ」いきなり声をかけられた僕はビクッとしたが「あの〜ほっぺたが痛くてですね」などと慌てて説明して、手当てしてもらい、腰が痛いのでベットで休むことにした。しばらくじっとしていると、うとうとしてきたのか、とうとう眠ってしまった、しかし、すぐ目覚めた耳元で「早くこっちにきなよ。」と声がしたからだ、しかし周りには誰もいない変だぁと思いつつ教室に向かった