いつかまた〜27〜

友愛数  2009-06-15投稿
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食堂に集まっていた所に、遅れてちさがやって来た。

響の姿はない。

ちさも、弁当の事を口にする事はなかった。

イメージが出来上がったちさと智が、まずはデッサンを見せてくれた。

「響と恋歌、梨玖を粘土で作って、あとは布で作ろうと思ってる」

表情にしても、いい具合にみんなの雰囲気が出てる。

「今日、アトリエに行って、生地や装飾品を選んで、大まかな所を作っちゃうね」

今日は叔父さんの手伝いはない。

「…俺も行っていい?」

無意識に口をついて出た。

「え?」

「あ、ほら、裁縫はちょっと無理だけど、粘土なら俺も出来るし。二人でやった方が早いじゃん?」

「……そうだね。じゃ、一緒に行こっか」

「ん!」


少し…胸のモヤモヤが減ったような気がした。




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