夢を見た…
それは昔の夢…
俺がまだ小さい頃の夢…
秋良「いってきまーす」
晴海「行ってらっしゃい、忘れ物ない?」
秋良「あぁ大丈夫」
秋良(今日も学校か。めんどくせぇ)
キーンコーンカーンコーン
亜矢「おはよ、秋良」
秋良「あぁ、おはよ」
湊「秋良、なんか眠そうだな」
秋良「あぁ、いやな夢見ちまって目ぇ冴えた」
湊「ぷっ、なんだ?うなされたのか?」
秋良「黙れ、そして笑うな」
亜矢「どんな夢みたの?」秋良「八年前の夢、ほら山にハイキング行っただろ、八年前に」
湊「あぁ、あの時の」
亜矢「確かに大変だったよね、山で遭難ってベタすぎだし」
湊「笑えねぇっての」
亜矢「え、結構楽しかったじゃん」
湊「いや、俺あのまま死ぬかと思ったから」
亜矢「そぉ?」
秋良(確かあの時からだ…)
八年前…
亜矢「どうするの。道分かんなくなったじゃん」
湊「秋良のせいだ」
秋良「だってこっちの道であってると思ったんだもん」
湊「どうすんだよ、もうすぐ日が暮れちゃうぞ」
亜矢「とりあえず歩こうよそのうち出られるよ、きっと」
秋良「ごめん、僕のせいだ」
亜矢「ほらいこ、ね」
秋良「…うん」
その後、三人は地元の大人達に助けられた
秋良(そう、俺はこの時から、亜矢の事が…)