異世界の旅人 第4話

チョコレイター  2009-06-16投稿
閲覧数[264] 良い投票[0] 悪い投票[0]



「あー、そういやハノイの街ってどの方向にあるんだろ?」
セレンはハノイの街以外の街に来たのは初めてなのだ。

「やっぱだれかに聞くか」セレンは道行く人に声をかける、が


「ハノイの街なんて聞いたことない。」


誰に聞いてもそのような返事しかかえってこなかった。

数人に聞いたところから周囲の人に見られだしたような気がする。


なによ、あの子供さっきから…


捨てられたんじゃないの…

かわいそうにねぇ…



あちこちからそんな声が聞こえる。

気がしたのではない、実際に見られていた、いや、同情されていたのだ。


セレンは同情されるのが嫌いだ。
いままで、孤児院にいるだけで同情されてきたのだ。それを、セレンは見下されているように感じてきた。

(ちょっと脅かすか、)


この世界では、魔術が使える者は周囲から、距離をおかれる。
魔術は古代に滅びたのだ、だが、まれに使える人間が出てくる。
そのような人間は大抵、そのことを隠しながら生きる。

が、セレンは物心ついたころから魔術を使っている。
そのせいで周りから同情や蔑まれてきたのだ。
だがセレンは魔術を使える自分が好きだった。
自然の力を操るのに爽快感を覚えていた。



「・・・・・せぇい!」
セレンは自分の近くに雷を落とした。


セレンが魔術を使えることが分かると、だんだんセレンの周りからは人が減って行った。

だが、いつまでたっても離れない少女がいた。


「なんだよ、あっち行けよ」

セレンは指先で電気を出しながら、冷たくいいはなつ。


そんなことを少女は気にしていないようだ、
「あんた。いまの魔術だよね」

「ぇ?あ、そ、そうだけど」

セレンは予想外の問いに多少とまどってしまう。

「ここじゃなんだから・・・ちょっと来なさいよ!」

「え?あ、ちょ、」
引きずられながら、近くの家に連れ込まれた。


――――――――――――解説


魔術

魔術は空気中に存在する
魔法素(マナ)
を変化させて発動する。

古代の人間は使えて当たり前だった。
現代の人間でもたまに使えるものが生まれてくる。


魔術には8つ属性が確認されており、










が、ある






投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 チョコレイター 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]
たった1980円で★
簡単に小顔GET!!


▲ページトップ