お父さんは今度こそ駅に行き、その事故をたしかめに行きたかった。なぜなら、お父さんは、おばあちゃんとなにか関係があるかもしれないと考えたのだ。行くのは怖かった。でも、放課後、いつも遊ぶ友達とその駅に行った。しかし、なにもいつもと変わりない景色。お父さんと友達は、駅の近くにいた、麦わら帽子をかぶったおじいさんに聞いてみた。しかしおじいさんは知らないと言う。事故ともまでいうなら、すごい音がするだろうし、ましてや駅が見えるとこに建っている家に住んでるのに、知らないというのはおかしい。お父さんと友達は、ただのうわさだったんだと思い、まだ、家に帰るのは早かったので、そのまま友達の家に行くことにした。その帰り、いつもよりちょっと遅くなってしまい、5時の電車はもう通り過ぎていて、6時の電車とでくわすだろうなと思い、お母さんに怒られる覚悟でゆっくり帰ることにした。 「今日は、おばあちゃんいないな。」 そして、駅が見えた。山のほうから、6時の電車がこちらに走っているのが見える。6時の電車を見たのは久しぶりだった。そして、信号が赤に変わりはじめた。電車はどんどん近づいてくる。となりに誰か来た。 おばあちゃんだ。 やはり、手がない。横にいるのがせいいっぱいで、横を見ることができない。しかし、おばあちゃんはこちらを見ている。ような気がするのだ。 早く電車よ、通り過ぎてくれ。 しかし、おばあちゃんは歩きだした。しかしまだ電車はまだ通り過ぎていない!「っおばあちゃん!!」 ドン! お父さんは、何秒かずっと目を閉じていた。目を開けると、そこには電車が通り過ぎていて、信号も青になっていた。それからの駅から家までの帰り道はなにも覚えてないらしい。そして今にいたるが、お父さんは、いまだにおばあちゃんの正体がわからないと言う。しかし、このおばあちゃんを見た人はお父さんだけではなかったらしい。そのおばあちゃんを見たって人は、みんな揃って、最後に電車にはねられていなくなるんだって。お父さんは言う。「なんか無人駅によくでるおばけらしぃよ。」 らしぃよ。ってあんた。。。笑 おわり