真実 24

彰子  2009-06-17投稿
閲覧数[301] 良い投票[0] 悪い投票[0]

 何日かが過ぎ、前から申し込みをしていた家庭裁判の日が来た。
 淳の給料は美佐が銀行より全て出しており、淳には弁護士を頼む金もなかった。
 美佐は当たり前の様に弁護士をたて、全ては淳の不貞によるものと、次々15万とローンが16万、ボーナスから15万を要求してきた。
 淳は要求を全て聞き入れる気はなかったが、一刻も早く、この金だけの関係である美佐と離婚したかった。3回目の出頭でとりあえず、要求を聞き入れるしかなかった。
 淳は亜子の心を傷つけた事、その上、給料の殆どが美佐に取られていく事を実感し、亜子に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、その気持ちが亜子への態度にも繁栄し、止まってしまった。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 彰子 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ