時を超えて…

 2009-06-17投稿
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第一話 旅立ち…
            小学校の頃、僕には好きな娘がいました。その娘とは中学まで同じで高校卒業まで同じ地域に住んでいました。でも結局、告白もできず今では疎遠になっています。この話の結末はHAPPY endにはならないけど純粋に人を愛する素晴らしさを綴るちょっとイタイかもしれない物語です。
 タイムマシンは皆さんお好きですか? あと50年もすれば出来るかもしれませんね。50年後に僕がそのタイムマシンで向かう時のお話です。
 八十二歳になった私は…ある列車に乗車しました… その列車に乗車券はいりません… ただ二度と戻る事は… 許されません… そう… 乗車券は… 命を… 差し出す事なんです…
 プシュ―? おっと、そろそろ列車が出ますんで… 大昔にあった銀河鉄… なんとか… え〜とまぁ… そんな感じの列車ですじゃ…
よっこいしょ… 最近腰も曲がりましてな… 私は独りもんですから…昨日まで荷物を片付けたり… えぇ…家事もですよ… まぁ…、自分勝手に生きて来ましたからな…。おっと、後ろのおばあさんが通られるみたいですよ…。道をあけてあげましょう…。さぁどうぞ…。おばあさんも苦労されたんでしょう… 杖をついて、腰もあんなに曲がってなさる…。 さぁ出発しますよ…。               第二話につづく…

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