【俺だったら心のことフラないのになぁ…。だって、好きだから☆★俺と付き合って下さい!!】
昭幸のメールにはこう記されていた。
{アッキー…??えっ?えっっ…?!}
『えぇ〜〜〜?!』
心は自室で叫んだ!!
『お母さぁ〜〜〜ん!!』
心は思いがけない出来事に驚き、仲の良いお母さんの元へと階段を駆け降りた。心には父親がいない。両親は心が幼い頃に離婚した。
『お母さん!!告白された!!』
「翔くんに?」
『違うの!!翔の友達のアッキーに!!』
「へぇ〜!!よかったね。」
『えっ??あっ、うん…。』
心はまだ返事に迷っていた。
{どうしよ…。心はずっと前から翔が好きだったのに。でも、アッキーも気になっちゃうよ!!与える愛と与えられる愛…。ドッチが幸せになれるの??}
{どうすればいいか分からないや…。ちょっと待ってもらおう。}
【アッキーはいい人だと思う。でも、心が翔のことをずっと好きだったのは知ってるよね??だから、まだすぐには答えを出せないよ…。与える愛か与えられる愛か、ドッチが幸せになれるか考える時間下さい!!】
{はぁ…。告白なんて全然されたことないのに、どうしたらいいか分からないや。}
心は悩んだ。その日も眠るまでずっと考えた。次の日も考えた。
そして、告白された次の日に昭幸から
【答え出た?】
とメールが来た。
続く…