ニュースの内容は以下のようだった。
事件は2ヵ所で起きており、2つの事件そして3体の遺体とも発見された状況があまりにも酷似していた。
ひとつ目の事件は東京都で一昨日の夕方に斎藤拓也(21)と松田千恵(21)の変死体が発見された。
二人は同棲していて、斎藤拓也が無断でバイト休んだことをバイト仲間が不思議に思い二人が暮らしているアパートを訪ねるとベッドにころがる2体の人骨を見つけ、警察に電話したとのことだ。
ふたつ目の事件は新潟県で昨日の朝に森田康平(21)が変死体が発見された。
森田康平は両親と暮らしており、仕事の時間になっても起きない息子を母親が不思議に思い、息子の部屋に入ると布団にころがる人骨を見つけ、警察に電話したとのことだ。
不審な人物の目撃もなく、事件のあった前日の夜までは生きていたことは確認されている。
またこの3体の遺体(骸骨)には不可解な点がいくつかある。
3体ともベッドや布団の中で見つかっただけでなく、服を着ていた。血痕は遺体を中心にあったが、あまりにもわずかすぎる。また肉片は何処に消えたのかふめいだ。
そして3人とも小学生からの友人どうしであった。
警察は事件性が高いとして捜索中だが、犯人に繋がる情報が乏しく捜査は困難している。