いつかまた〜42〜

友愛数  2009-06-19投稿
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「あ、響来た」

バイクの音がして、土手の上に響の姿を見つけた。

「おーい!こっちー。ありゃ?アイツ、バイクで来たな。飲まないつもりか」

バイクを停めて、ヘルメットを脱いでハンドルにかけ、響がやってきた。

「悪い、遅くなった」

「もー、なんでバイク?」

「間に合いそうになかったんだよ」

そういや、響がバイト休んだ事って滅多にないな。

「ま、いーや!花火少なくなってきてるよ!やろ!」

恋歌が響を引っ張って行った。

「響来たよー!」

「遅っ!」

「なくなっちゃうよ!ほら、これ持って、これも、これも、それから…」

「って、危ないわ!」

お?響がツッコんだ。
珍景かも。ぷぷっ。

ちさも楽しそうに笑う。

そんなみんなの姿を見ながら、僕はぼんやりと、さっき恋歌に言われた言葉を思い返した。



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