彼の声が、好き。 低いハスキーボイスは、私の心臓を、ぎゅっと握って離さない。 彼のヒゲが、好き。 週末だけ見られる不精ヒゲ。ちょいワルおやじになりきれてないところが、なんだか愛おしい。 会社の朝礼。彼の有り難い話が、好き。 他のどの上司より、話が上手くて面白い。 どんなに夜遅くなっても、必ず帰っていくあなたを見送り、ドアにチェーンをかける。 あの音が、嫌い。 それでも会いたかった。 愛して欲しかった。
新着小説100作品 恋愛ミステリSFファンタジーホラーエッセイ日記ノンジャンル公募投稿作品アドベンチャー詩・短歌・俳句スポーツコメディ学園物その他管理人用