夕暮れ時に、
水面に揺れるオレンジと
金色に輝く青色の光
遠くから聞こえる夏の音…
心地よい空気が肌をかすめ
通り過ぎてゆく
ひとつ、また一つ
重ねては
背中で、静かな寝息を立てる我が子
ここにいて良かったのだろうか?
昔を思った
変わらない風景を、終わらない景色を
目を細くして眺めては
幸せを噛み締める
何もない幸せ
変わらない幸せ
我が子に残せるだろうか?