いつかまた〜47〜

友愛数  2009-06-20投稿
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「なんで?」

問いかける僕に、

「本物の、クローバーとしろつめ草畑、セットに入れたいんだ」

と、ちさは言った。

「そっか。じゃあ、探しに行かない?」

「うん!」

微笑むちさ。

これって、一応デート?
ちさの頭の中は、創作の事で埋め尽されてるけど、俺にとっては。

どんな理由でもいい。

一緒にいたい、…って、思うくらい、許されていいんだよな?恋歌。


次の日、1限早く授業を終えて学校を出たちさを、僕は迎えに行った。

アパートの下に着いた時、ちょうどちさが玄関から出てきた。

「あ、トーマ」

「よ」

階段を下りてきて、自転車置き場から、何か取り出してきた。

「これ見て」

ちさが引っ張ってきたのは、園芸で使うような…なんて言うんだろ?キャリーカー?その中にスコップがふたつ入ってた。

「志田さんに貸してもらったの」

「はは…志田さんとこ、ホントなんでもあるんだな」

「行こっか」

ちさがウキウキしてるのが分かった。



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