いつかまた〜49〜

友愛数  2009-06-21投稿
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「土ごと持ってくんでしょ?」

「うん…枯れちゃいけないから…」

しばらく土手沿いを歩いてみたけど、どこも同じようなものだった。


「う〜ん…ここじゃちょっと難しいかもね。場所、変えてみる?道路脇とか、公園とか…」

「そうだね…なかなかないもんだね…」

それから、遠回りしながら色んな場所を見て歩いたけど、めぼしい場所はなかった。大分歩いたな…。


「疲れた?ちょっと休もうか。…待ってて」


前方に自販機を発見したので、僕は紅茶とコーヒーを買って、紅茶をちさに差し出した。

「ありがとう」

蓋を開けて一口飲む。

「おいしい。………今日は無理かなぁ…」

「そうだなぁ、日を改めた方がいいかもな。帰ってたら暗くなりそうだし」

「そうだね…これ飲んだら戻ろっか」

「うん」

ちさが紅茶を飲み終えるのを待って、ちさの家に向かって歩き出した。

ガラガラガラガラガラ…

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