♪壊れて出ない音がある〜第1楽章〜

えぼしぃ  2009-06-22投稿
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多くの方が一度は耳にしたであろう、あの、クラリネットの歌…事件はそこに隠れていた。


あの歌は…、パパから貰い受けたクラリネットが破損してしまったことを、嘆き悲しむ歌である。


ここにキナ臭いものを感じるのは私だけではないだろう。

そう、この歌には多くの疑問が隠されているのだ。


では、クラリネットを貰い受けた側を便宜上『太郎さん』として、この疑問について考察してみよう。


『疑問1』
♪…とっても大事にしてたのに壊れて出ない音がある…♪

いつ貰ったのか、製造からどれくらい経過したものだったのか、など多くの不明点があるが、太郎さんは「とっても大事にしてたのに」壊れてしまったと証言している。

とっても大事にしていたものがそう簡単に壊れるだろうか…解せない話だ。


…仮説をたててみる。


『仮説1』
貰った時点で既に破損していた?!

…何かを入手した際、即その場で可動確認をせず、そのまま入手したことさえ忘れ…とゆうことはない話ではない。

よって、貰った時点で壊れていたクラリネットを、太郎さんは保管し続け、ある時、使ってみたら壊れていた、とゆう仮説1は否定できないであろう。

太郎さんの「思い込み」が、話を複雑化してしまったことになる。

が、壊れたクラリネットを太郎さんにあげるパパの心理状況はくみ取れない…。


『仮説2』
第三者による犯行では?!

…いくら大事にしていたとはいえ、太郎さんにクラリネットを24時間監視することは無理だったはずだ。となると、太郎さん以外の誰かにより壊された可能性がある。

太郎さんがパパから貰い受けた事実を知ることが出来、それを妬ましく思った人間…、この仮説が正ならば、容疑者は近親者の可能性が濃い。


『仮説3』
太郎さん自身が壊した?!

…不可抗力か過失かは別として、太郎さん自身が壊した可能性もある。

まあ、貰ったものだから煮ようが焼こうがそれは太郎さんの自由だが、太郎さんの証言を信じるならば「壊した」ではなく「壊れた」と陳べている。
自作自演でなければよいが…。

※…くだらなくてスミマセン(第ニ楽章につづく)



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