亮介率いる二組は、刹那と翔人のコンビに圧倒されてか12―6とリードされていた。刹那がボールを持ってターンすると、坂口が反応して飛ぶ。しかし、刹那は真横から軽く放つようにシュートを放つ。
「ピーーーーッ」と、笛が鳴りボールはリングに入る「カウント1スロー」
刹那はシュートを決めなおかつフリースローを取った「すごい。フックシュートで1スローもらった」
翔人が、唖然とする。フリースローが決まり、ディフェンスに戻る。叶から亮介にパスが出る。
「ふーーっ」亮介が一呼吸おくと再び道下を抜き去っていく。
「させない!!」
刹那がヘルプにつくが、亮介はバックターンをしてかわす。刹那はブロックしようとしたが、亮介は先程の刹那と同じように真横からシュートを放つ。
キレイな曲線を描いてボールが入る。
「カ、カウント1スロー」見ていた全員が叫ぶ。呆然と立ち尽くす刹那に亮介が言った。
「さっきのお返しや。」
亮介がフリースローを決め翔人がボールを運ぶが、亮介がすぐにカットした。慌てて道下が亮介を止めようと突っ込んだが、亮介が放った3ポイントがリングに吸い込まれる。
「カウント1スロー」
天才の逆襲が始まった。