脳内メーカー?〜電話〜

ジィーコ  2009-06-25投稿
閲覧数[954] 良い投票[0] 悪い投票[0]



 …プルルル…プルルル…
ハッと大輔は携帯が鳴っているのに気が付いた。

時計を見るといつの間にか12時を過ぎていた。
するとお腹もグゥーと鳴った。そういえば朝食もまだだった。

そんなことより電話だ。
また電話すると言っていたから翔太だろう、と電話に出た。

「もしもし大輔?」
しかし、予想外にも女性の声がした。
「えっ…?どちら様ですか?」

「何?!私の声をわすれたの?」
女性は少し怒ってみせた。大輔はその口調と甲高い声でようやく電話主の正体がわかった。
「ミ…ミサトか?」

「正解。やっとわかったの?幼なじみの私の声を忘れるなんてガッカリよ。」

電話主の正体は神崎美里、大輔とは幼なじみで都内の大学で心理学を学んでいる。

「忘れたわけじゃないよ。翔太からだと思っていたから、少し驚いただけさ。」
「まぁいいわ、許してあげる。……そんなことよりも…ニュース見たわよね?」その問いかけで大輔は現実に戻された。

「…あぁ。いったい誰があんな酷いことを…。何が目的なんだ?」

「目的はわからないけど、たぶん次に殺されるのは私たちね。」

美里の衝撃的な発言は大輔をまごつかせた。





投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ジィーコ 」さんの小説

もっと見る

ホラーの新着小説

もっと見る

[PR]
★セレブ御用達★
最高級の死海の塩


▲ページトップ